日記「もう全て充電式」 [日記]

 

 現在、家の中をプチ断捨離でいろいろと片づけているのだが、押し入れの奥の方から引っ張り出した段ボール箱からは「もうこれは使えないな!」というものが色々と出てくる。それは「家電」というほど大袈裟なものではないのだが、かなり前に購入した懐中電灯であったり、小型ラジオであったりするものもある。

 それらの中には、もう放電しきってしまった乾電池が収められている場合がほとんどである。本体自体はまとめて、よく回ってくる廃品回収業者に出すが、乾電池は市の回収業者にお願いしている次第である。

 前々から「この使用済みの乾電池、本当にどうにかならないものだろうか?」と思っていた。少し変な言い方かもしれないが、歯ブラシと同じようにそのほとんどはゴミとなっている。つまり、新品時を100とすると、使用して廃棄するときには97、98くらいは残っていてゴミとなっているのでは、と勝手に思ってしまっているわけである。

 そこで、ちょっと「電池」について調べてみた。まず、大きく、金属化合物などの化学反応を利用して電気を起こす「化学電池」と、光や熱などのエネルギーを利用して電気を起こす「物理電池」の二つに分けられるようである。

 そして、ここで問題にしているのは前者の化学電池である。その化学電池は、さらに使いきりタイプの「一次電池」、再充電が可能な「二次電池」に分けられる。また、最近、盛んに研究が進められている「燃料電池」は、そのどちらにも属さないみたいである。

 そして、リサイクルに関して言うと、「(一般社団法人)電池工業会」のサイトには以下のような文章が見られる。

■ リサイクルの現状 ■

「2009年の使用済みのリチウム一次電池を含む乾電池は、年間約4万9000トン※と推定されており、殆どが一般廃棄物として自治体によって回収・処理されています。この内、自治体で乾電池を分別されている場合は、大半が野村興産(株)と東邦亜鉛(株)等で処理・リサイクルされています。その他の分別されていないものは自治体で、主として不燃ゴミとして安全に処分されています。」

■電池のリサイクルに対する考え方■

「1)「(1)環境に対して健全で、(2)資源の再利用が有効に実施でき、(3)その利点 がコストに釣り合う」という場合において支持できるものと考えています。
2)リサイクルを実施する場合は、これらの点に関するアセスメント(事前評価)が実施され、明らかにされる必要があります。
3)乾電池は、水銀を使用していない場合、現在の技術においては全てを回収・リサイクルすることは適切ではないと考えています。これは、次の日欧米三極電池専門家会議の公式見解と基本的に同じ考え方であります。 」

⇒ 参考サイト「Panasonic 電池なるほどアカデミー

※なるべく正確な内容を心掛けたが、場合によっては間違った部分もある可能性が無きにしも非ずなので、その場合はご指摘いただければ幸いである。

 以上が現在の主な状況のようである。つまり、充電式の二次電池は稀少金属を含むためリサイクルが活発に行われているが、使いきりの一次電池である乾電池は、コスト面なども考慮され積極的にはリサイクルされていないようである。

 さて、我が家だが、まだ以前購入して使用していない一次電池は多少残っているが、現在、使用しているものはもう全て充電式である。つまり、二次電池ということになる。ちょっと前までは、懐中電灯などには一番大きな単一の電池を使用したこともあったが、現在ではそのほとんどは単三か単四となっている。このまま充電式の電池を使用していけば、ゴミの減量に少しは貢献できることであろう。


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